伝送不良

きょうも言葉が伝わらない。

209系の16番ゲージプラキットが製品化される話。

warabi-ze.hatenablog.com

 

 PLUMさんの16番209系プラキット製品化発表から1週間。興奮冷めやらぬ時間を過ごしております。みなさんも息切れ動悸、浅い呼吸が続いていることでしょう。ロマンチックが止まらない。
 「おめぇ、ついに16番に手を出すのか」「オイオイオイ」「死ぬわアイツ」などと憂いの声が聞こえますが、ご心配には及びません。なぜなら既に手を出しているからです。手遅れってやつですわ。とはいえPLUMさんの1週間ほど前に発表された方には手を出すつもりがない辺り、まだ救いようがある(ブラスは私のような貧乏人にとって相応しくない、という意味です)ということで一つよろしくお願いします。

 さて件の209系製品ですが、気になるのは「製品化される模型の仕様」でしょう。
 PLUM公式ブログに「大まかな形状や仕様が決まってきている」とあるように、発表がなされるよりもずいぶん前から企画が進行していたようで、既にイメージ画像などが公開されています。いまのところ読み取れるのは東急車輌(以下東急)/JR東日本 新津車両製作所(以下新津)製の後期車…といったところでしょうか。「え?209系に仕様の違いなんてあるの?全部おなじの凡庸な電車でしょ」なんてお思いのアナタ。侮るなかれ、です。
 JR東日本の所謂「新系列電車」のはしりとなった209系。今でこそ後継形式が標準車両としての地位を確立していますが、そこに至るまでの紆余曲折、悲喜こもごもが詰まっているのが209系であり、その痕跡がいくつもの仕様の違いとして刻み込まれているのです。209系に見られる製造メーカーごとの特徴は、後継形式にも当てはまるものもありますので探求のし甲斐がありありなのです。

 …なんて、偉そうに語っておいて詰めが甘いのが私わらびーぜでございます。
 ここで前回記事に投稿した209系の画像をご覧いただきましょう。

 

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あっ…

 なんの変哲もない、浦和時代の209系0代です。
 ではここで問題です。上の画像に写っている209系(クハ209、大宮方先頭車)はどのメーカーが製造した車両でしょう?
 もったいぶっても仕方ありませんので正解を申し上げます。答えは川崎重工業(以下川重)です。
 もうお分かりでしょう。「てめぇは東急/新津製がプロトタイプになっている模型の話に川重製の画像を使いやがって、所詮にわかじゃねえか」。いや、全くもってその通りです。反省しています。後になって自分で気づいたので許して欲しい。
 ということで、ここにお詫びと訂正をし画像を差し替え…ではなく比較できるように追加させていただきます。

 

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こちらが東急/新津製の特徴を持つ車両(新津製クハ209-70)

 どうでしょう、差異がお分かりでしょうか?
 いやもう全然違う顔をしているのにね…なんて煽り文句でも言ってみようかと思いましたが、正直なところ言われないと気づかない差だと思います。サイゼリヤの間違い探しとかそういうレベル。
 何より私もあっさり間違えたので、反省と復習、プラキットをお迎えする為の準備(と枯渇するブログネタの供給)を兼ねて勉強し直そうと思います。ということで、次回以降ちょくちょく209系ネタを投下したいと思います。皆様からも知識をお分けいただけますと幸いです。ぜひお付き合いください。