伝送不良

きょうも言葉が伝わらない。

ハレの隅田川と夕やけだんだん

 めでたくご結婚なされた勤め先の同期から結婚披露パティーにお誘い頂き、参列してきました。まともな人間からどんどん家庭を持っていく・・・。

 当日、会場の最寄り駅であった新富町で、参列を同じくする同期数人と待ち合わせ。誰かひとりくらい会場を調べているだろうと、ろくに目的地を調べもせず、同期の後ろに付いて明石町を歩く私。
 そんな人間がまともな訳はないよね・・・というのはさておき、本当に何も調べていなかったので、「この辺といえば聖路加病院だねー」なんて適当な感想を漏らしていたら、まさかのまさか、その聖路加ガーデンが会場でした。

 聖路加病院といえば、地下鉄サリン事件の被害者救済に大変大きな役割を果たした大病院。その敷地に立つ聖路加ガーデンは、隅田川水上バスに乗ったことのある人の、誰しもの印象に残るであろうツインタワーです。個人的に聖路加のイメージは日野原先生よりもアリス*1だったりしますが、それはまた別の話。

 

 北側に立つ背の高い方の、その47階にレストランがあり、パーティーなどを催すことのできるよう設えられているのです。
 実は、割と最近まで聖路加ガーデンが病院本体だと勘違いしていました。ドラマの見すぎですね。実際には病院は別の建物であり、ガーデンにはオフィスやホテル、ケアレジデンスなどが入居しています。

 

 

 西側には東京タワー、東側からはスカイツリーが一望できるステキ眺望。天気の良さも相まって、大変に良い空間での素晴らしいパーティーでした。同期氏、末永くお幸せに。

 

 ところ変わって同日夜。別件で「中東料理を食べに行こう」とお誘いをいただき、西日暮里の「ザクロ」へ行ってきました。まさか人生で初めて夕やけだんだんを降りる目的が、中東料理のためになるとは。五色さん*2・・・。

 

 絨毯敷きの床に座り込み、その床に直置きされたテーブル天板の上で食事を頂くスタイル。店内は色とりどりのランプに彩られ、異国情緒満載です。ちなみにこのランプ、購入可能なようで、所々に値札が貼られています。
 あとは女性にちょっかいを出しまくるタイプの陽気なマスターが、ずっと喋っていたのが印象に残っています。ケバブ屋みたいな感じ。女性客には民族衣装的な帽子を被せたりしていました。反面、男性客への対応は(いい意味で)雑。同席したA先輩は産婦人科の先生呼ばわりされていて笑いました。個人的にはオロナミンC大村崑だと思ったのですが。
 突然始まったジャンケン大会に勝ち進んだ結果、居合わせた女性客に何故かプロポーズさせられていたB先輩は、あえなく撃沈していました。なんだったんだあれ。

 

 食べかけの画像で申し訳ありませんが・・・。
 この日頂いたのは「食べきれないコース」というコース料理。カレーや豆料理、鶏肉料理などをメインに、一部のおかずは出来上がったそばから希望者の皿に盛られていく、というスタイル。その名に偽りなし、食べ切れないほどの量が出てきます。
 サフランライスと頂くスープ的なカレーは無限に食べられそうでしたし、ナスの炒め物なんかは個人的お気に入りでした。
 お気に入りといえば、お冷的な立ち位置で提供されるホットティーが身体に優しいお味で、大変よろしかったです。めっちゃ飲みました。
 時間や日によってはダンスパフォーマンスなんかもあるようなので、次回は是非拝見したいところです。

 

 

 そんな食道楽の後、心地の良い酔いの中で谷中霊園を散歩して帰るなど、ちょっぴり非日常な週末なのでした。

*1:神様のメモ帳」登場人物。生まれた病院のモデルが聖路加病院と思われる

*2:「おとなりに銀河」登場人物。作中に夕やけだんだんと思われる場所が登場する