“青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない”、通称“青ブタ”シリーズの最新作となる、劇場アニメ“青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない”が本日より封切りとなりましたので早速見てきました。感想をネタバレしない程度に書いていきたいと思います(ちなみに私は原作未読です)。
“青ブタ”アニメシリーズの最新作として、同タイトルの原作小説を映像化した今作。主人公・梓川咲太(あずさがわ さくた)の妹である梓川花楓(あずさがわ かえで)を中心に物語が進んでいきます。
青ブタの劇場アニメといえば前作“青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない”の衝撃的な展開が強く思い起こされますが、今作は比較的静かに、そして優しい物語が展開されていきます。とはいえ、かえでの抱える思春期症候群やコンプレックスが顕になるシーンでは、花楓自身の葛藤や咲太とのすれ違う想いが強く描かれており、私はまるで胸が締め付けらるかのような思いでスクリーンを見つめていました。
そんな物語を通して、“かえで”は大きく成長を遂げる…のですが、その様子はぜひ劇場でご確認ください。きっとあなたも花楓の成長ぶりに万雷の拍手を送ることでしょう。あと麻衣さんかわいい。
なお、TVアニメシリーズもしくは原作小説をかじらずに今作だけを見るのは大変無謀ですので、そのような方はぜひ予め配信等でご覧いただくか、公式より配信されている総集編をご覧いただくのが吉です。今作では登場人物や用語、その他物語の進行上重要な手がかり(交友関係や家庭事情、花楓の置かれた境遇)などが説明されるシーンはありません。まあ、見ていてなんとなく察することは出来るかもしれませんが…。
あとエンドロール後にも一寸ありますので、ぜひ最後の最後までお楽しみください。今冬が楽しみです。
ちなみに公開初週の特典は鴨志田先生書き下ろし小説です。