”京都鉄博*1とリニア館*2へ行った話。【1号車】”の続きです。
時は前回から1日進んで2020年2月1日。
次なる目的地、リニア館へとやってきました。
ここでの目的はコチラ。
700系 AMBITIOUS JAPAN!装飾 です。
これは700系が東海道新幹線区間から撤退することに伴い、「ありがとう700系新幹線特別イベント」として実施されたものです。
この装飾についてご存じない方にご説明いたしますと、
2003年10月1日の東海道新幹線品川駅開業と全列車270km/h化による「のぞみ」主体の新ダイヤを広く告知するため「AMBITIOUS JAPAN!」キャンペーンを実施した。
700系の車体には帯型と丸型のステッカーを貼り付け、2005年9月の「愛・地球博」終了時までこの装飾を行っていた。
(展示パネルより引用)
ということでございまして、20代後半の人間からすれば古き良き時代の象徴なのであります。
ちなみにこのキャンペーンに合わせてTOKIOによるキャンペーン名と同名の曲が制作され、現在でもJR東海所属車両の車内チャイムとして使用されています。それも相まってとても印象に残っているという訳です。
…車内チャイムがTOKIOの曲だと知らずに東海道新幹線に乗っている世代の方もいらっしゃるそうで。そら歳も取りますわ。悲しい。
のぞみは、かなう。
素敵な言葉です。今だからこそ沁みる言葉でもあります。
京都鉄博が次々とラッピング企画を打ち出す中、ついにリニア館にもその波が波及しました。まあこれはタイミングによるところが大きかろうとは思いますが。JR東海はあまり車体装飾や塗装変更などしないイメージですからネタがなさそう…。AMBITIOUS JAPAN!だって相当驚いたものです。それだけが2003年のダイヤ改正が東海道新幹線にとって大きな転換点だったのでしょうね。
いやはや、本当に素敵な企画をしていただきました(実車にも施してほしかったな)。
しかしながら、新型コロナの影響で700系のさよなら運転が中止となり、この企画展示も会期半ばにしてリニア館が臨時休館となってしまいました。
この企画を楽しみにしていたのに見ることが出来ていない方もいらっしゃるでしょうし、なによりこのままでは700系が余りにも不憫…。
ぜひとも会期の延長を望むところであります。
そういえば屋外の展示車両が117系からN700系へと変わっていました。試作車とはいえN700系が博物館に展示される時代ですよ…。おぢさんつらい。あ、大宮のE5系*3はモックアップだからセーフ。
正面から見ると相変わらずなんともいえない表情です。
横から見るとめちゃくちゃカッコイイんですけどね。
117系は屋内へ。そしてここに元いた車両は…。
381系パノラマグリーン車よ、永遠に。
【増1号車】へつづく