伝送不良

きょうも言葉が伝わらない。

※このあとスタッフがおいしく使用しました。

 

大して時間がある訳でもないのにお掃除してしまいました。まあ重要なタスクもなかったので(?)ヨシとしましょう。

 

そんでもって発掘されましたのが駅構内全面禁煙化をお知らせするポケットティッシュです。ポケットティッシュを使わずに保存してあるのがオタクって感じですね。

 

その文面から2009年4月1日よりJR東日本の首都圏各駅で駅構内を全面禁煙化したことが読み取れます。

 

今となっては鉄道施設で喫煙可能な場所といえば数えるほどですが、10余年前までは駅のホーム端に必ず喫煙所がありました。なんならもっと昔はどこでも吸えたはずです。

列車も特急列車には喫煙席が設定されていましたし、中距離電車ボックスシートにも灰皿が設置されていたりもしました。中距離電車の場合は、旅客数が多い都市部の区間で禁煙としていたこともあるようです。

 

更に言えば、国鉄時代には乗務員室にも灰皿が設置されていた時代もありました。今では考えられないかもしれませんが、当時は国鉄私鉄に拘わらず駅係員が煙草を蒸かしながら仕事をしていたくらい(咥えたまま接客、という意味ではありませんよ。…たぶん)、それが普通だったのです。

 

ちなみに今でもJR貨物では長距離乗務における眠気防止の観点から乗務中の喫煙が認められており、乗務員室に灰皿が設置されています。夜間長距離の乗務、大変ご苦労様です。

 

2020年2月1日には日本で唯一喫煙席を設定していた近鉄特急もその設定を取り消し、ついに日本から(世間でいう)喫煙席が消滅しました。愛煙家の方々にとっては厳しい世の中になってしまいましたね。

 

目まぐるしく変化する鉄道における喫煙環境、今後はどのように変化していくのでしょうか…。

 

なお私は特に喫煙はいたしませんので、その様子は遠巻きに見守って参りたい所存です。

 

これで禁酒車両とか設定され始めたらビッグマン振り回して暴れるけどね(暴れるな)。

 


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ちなみに件のティッシュペーパーにおける“首都圏の駅”とはいわゆるE電区間のことでした。

今では近郊区間Suicaエリアが拡大に拡大を重ね、よくわからない駅まで首都圏のような扱いになっていたりします。これも時代なのでしょうか。